JPドメインやIPアドレスの登録に関連する担当者情報は、JPNICハンドルを使って確認することができます。
本記事では、特にターミナル(コマンドライン)からの確認方法を中心に、JPNICハンドルの調査手順を紹介します。
ターミナルでJPNICハンドルを確認する方法(macOS / Linux)
JPNICのWHOISサーバーに対してコマンドを実行することで、登録情報を取得できます。
使用コマンド
whois -h whois.nic.ad.jp AB12345JP/e
-h whois.nic.ad.jp
:JPNICのWHOISサーバーを指定AB12345JP
:検索対象のハンドル(例)/e
:英語表示(省略可能)
実行結果の例
[Handle] AB12345JP
[Name] 山田 太郎
[Organization] 株式会社テスト
[Email] test@example.co.jp
[Phone] 03-1234-5678
[Registration Date] 2024/01/15
WebブラウザからJPNICハンドルを確認する方法
ターミナルに慣れていない場合は、JPNICの公式検索ページを利用するのが便利です。
手順
- 下記URLにアクセス
https://whois.nic.ad.jp/ - 「検索文字列」に
AB12345JP
を入力 - 検索タイプを「ハンドル情報」に設定(または自動判別)
- 「検索」ボタンをクリック
表示される情報(例)
[ハンドル] AB12345JP
[氏名] 山田 太郎
[所属] 株式会社テスト
[電子メイル] test@example.co.jp
[電話番号] 03-1234-5678
[登録日] 2024/01/15
JPNICハンドルとは
JPNICハンドルとは、日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が管理している、ドメイン名やIPアドレスの登録者情報を識別するための記号です。主に以下の用途で使用されます。
- 属性型JPドメイン(co.jp、or.jpなど)の登録者情報の特定
- IPアドレスの割り当てに関する技術連絡先情報の管理
注意点と補足情報
- 汎用JPドメイン(例:example.jp)はJPRS(https://whois.jprs.jp/)のWHOIS検索を使用してください。
- 一部の担当者情報は、プライバシー保護の観点から省略または非公開になることがあります。
まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
対象 | 属性型JPドメイン / IPアドレスの担当者情報 |
確認方法① | ターミナルから whois コマンドで検索 |
確認方法② | JPNIC公式サイトのWHOIS検索ページを利用 |
検索対象 | JPNICハンドル(例:AB12345JP) |
JPNICハンドルの確認方法を把握しておくことで、ネットワークトラブルの際の対応や登録情報の確認に役立ちます。
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