WordPressの管理画面を開くと、デフォルトで「クイックドラフト」というウィジェットが表示されています。
簡単に下書きを残せる便利な機能ですが、使わない人にとっては少し邪魔に感じることもありますよね。
今回は、この「クイックドラフト」ウィジェットをコード1つでスッキリ非表示にする方法をご紹介します!
■ クイックドラフトとは?
「クイックドラフト(Quick Draft)」は、ダッシュボードから直接タイトルと本文を入力して下書きとして保存できる機能です。
便利ではありますが、以下のような理由で不要と感じる方も多いです:
- 投稿はすべて「投稿一覧」から管理している
- 管理画面をできるだけシンプルにしたい
- クライアント向けに不要な機能を隠したい
■ クイックドラフトを非表示にするコード
以下のコードを、現在使用中のテーマの functions.php
ファイル に追加してください。
function remove_dashboard_widgets() {
remove_meta_box('dashboard_quick_press', 'dashboard', 'side');
}
add_action('wp_dashboard_setup', 'remove_dashboard_widgets');
▼ コードの説明
remove_meta_box()
:指定したウィジェットをダッシュボードから削除する関数です。'dashboard_quick_press'
:これは「クイックドラフト」のID。'dashboard'
:対象となるページ(ここでは管理画面トップ)。'side'
:表示されるエリア(右側のサイドエリア)を指定しています。add_action()
:WordPressのダッシュボードがセットアップされるときにこの関数を呼び出します。
■ 補足:表示オプションから非表示にもできる
実は、「クイックドラフト」は管理画面右上の「表示オプション」から手動でも非表示にできます。
ただし、これはログインしているユーザーだけに反映される設定なので、全ユーザー共通で非表示にしたい場合は上記のコード対応がベストです。
■ 他にも非表示にできるウィジェット一覧
参考までに、他のよく使われるウィジェットIDも載せておきます:
ウィジェット名 | ID |
---|---|
サイトヘルスステータス | dashboard_site_health |
WordPress イベントとニュース | dashboard_primary |
アクティビティ | dashboard_activity |
概要 | dashboard_right_now |
たとえば、サイトヘルスステータスも非表示にしたい場合は、以下のようにコードを追加できます。
remove_meta_box('dashboard_site_health', 'dashboard', 'normal');
■ まとめ
WordPressダッシュボードはカスタマイズすることで、より使いやすくスッキリした管理画面にできます。
特に複数の人が使うサイトや、クライアントワークでは不要な要素を非表示にしておくと、操作ミスも減らせて安心です。
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