Googleスプレッドシートでは、COUNTIF
関数を使って特定の条件に一致するセルの数を数えることができます。
この記事では、「○」や「★」など、複数の文字や記号を同時に集計したい場合の書き方について、具体例とともに解説します。
基本のCOUNTIF関数
まずは基本の構文を確認しておきましょう。
=COUNTIF(範囲, 条件)
例:
=COUNTIF(A1:A10, "○")
これは、A1〜A10 の範囲の中で「○」が入力されているセルの数を数えます。
複数条件を合計したいときの書き方
COUNTIF
関数は1つの条件しか指定できません。
そのため、複数の条件をカウントする場合は、それぞれを別々にカウントして足し算します。
例:○と★を合計する
=COUNTIF(H4:H16, "○") + COUNTIF(H4:H16, "★")
このように書くことで、範囲H4〜H16の中で「○」と「★」がそれぞれ何個あるかを数えて、合計することができます。
補足:COUNTIFSや他の関数との違い
COUNTIFS
関数はAND条件(すべての条件を満たす)でのカウントです。今回のようなOR条件(いずれかを満たす)には向いていません。SUMPRODUCT
やARRAYFORMULA
といった関数を使うことでも同様の処理は可能ですが、シンプルに済ませたいならCOUNTIF + COUNTIF
がおすすめです。
応用:文字以外の条件もOK
たとえば、数値や日付、部分一致(例:「Aで始まる」など)も条件にできます。
=COUNTIF(A1:A100, ">80") + COUNTIF(A1:A100, "<50")
このようにすれば、80点超えまたは50点未満の人数を合計することも可能です。
まとめ
COUNTIF
は1条件のみ- 複数条件は 足し算で対応
COUNTIFS
はAND条件になるので使い方に注意
複数条件で集計したい場合は、今回ご紹介した「COUNTIF
を組み合わせて合計する方法」がもっとも簡単でわかりやすい方法です。
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