ロリポップのレンタルサーバーにSSHで接続する際、毎回パスワードを入力するのは手間ですよね。この記事では、公開鍵認証方式を使って、パスワードなしで安全に接続する方法を紹介します。
✅ 公開鍵認証とは?
公開鍵(xxx.pub
)と秘密鍵(xxx
)のペアを使ってSSH接続を行う方式です。
秘密鍵は自分のPCに保管、公開鍵は接続先サーバーに登録します。
🔧 手順概要
- 鍵ペアの作成(
ssh-keygen
) - 公開鍵の転送(
ssh-copy-id
) - SSH設定ファイル(
~/.ssh/config
)の編集 - 実際の接続確認
① 鍵ペアを作成する
ssh-keygen -t rsa -f ~/.ssh/rsa_key_lolipop
上記で次の2つのファイルが生成されます:
~/.ssh/rsa_key_lolipop
(秘密鍵)~/.ssh/rsa_key_lolipop.pub
(公開鍵)
パスフレーズは任意ですが、省略も可能です。
② 公開鍵をロリポップサーバーに登録する
ssh-copy-id -p 2222 -i ~/.ssh/rsa_key_lolipop.pub sub.jp-example-user@ssh.lolipop.jp
sub.jp-example-user
は自分のロリポップのSSHユーザー名に置き換えてください。
パスワード入力を求められたら、ロリポップのSSHパスワードを入力します。
③ SSH設定ファイルを編集する
毎回長いコマンドを入力しなくて済むよう、~/.ssh/config
に以下を追加します:
# LOLIPOP SSH CONFIG
Host lolipop
HostName ssh.lolipop.jp
User sub.jp-example-user
Port 2222
IdentityFile ~/.ssh/rsa_key_lolipop
これで、次回以降は下記のように短く書けます:
ssh lolipop
④ 接続テスト
設定が完了したら、次のコマンドで実際に接続できるか確認しましょう:
ssh lolipop
パスワードを求められずにログインできれば成功です!
📝 補足:トラブル時の確認ポイント
.ssh
ディレクトリと鍵ファイルのパーミッションを確認(chmod 600
推奨)- 公開鍵がサーバーの
~/.ssh/authorized_keys
に正しく登録されているか ssh -v lolipop
で詳細ログを確認すると、原因特定に役立ちます
まとめ
公開鍵認証を設定しておけば、毎回のパスワード入力から解放されるだけでなく、セキュリティも強化されます。ロリポップでも問題なく使えるので、ぜひ導入してみてください!
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