これまでの記事でMacBook Air M4にOllamaやOpen WebUIを導入し、複数モデルを試してきました。検証が一段落して環境を整理したい、ディスク容量を回収したい、別のツールに乗り換えたいなど、ローカルLLM環境を一度きれいに片付けたい場面が出てきます。本記事では、Ollama本体・ダウンロード済みモデル・Open WebUIのコンテナを含め、Mac環境からOllama関連を完全に削除する手順をまとめます。
削除対象の確認
筆者の環境では、これまでの検証で以下のものが残っていました。
ollama list
出力:
NAME SIZE
schroneko/llama-3.1-swallow-8b-instruct-v0.1:latest 8.5 GB
dsasai/llama3-elyza-jp-8b:latest 4.9 GB
nomic-embed-text:latest 274 MB
gemma3:4b 3.3 GB
gemma3:12b 8.1 GB
gemma3:27b 17 GB
合計で約42GB。これにOpen WebUIのDockerイメージ(約1GB)が加わるので、合計で約43GBのディスク容量を占有していました。検証用としては正直、無視できないサイズです。
Open WebUIのコンテナも確認します。
docker ps -a | grep open-webui
出力:
b147cf767bb1 ghcr.io/open-webui/open-webui:main "bash start.sh" 4 hours ago Up 4 hours (healthy) 0.0.0.0:3000->8080/tcp open-webui
コンテナが稼働中であることが分かります。
削除の全体像
削除の流れは以下のとおりです。順番に実行することで、依存関係を壊さずきれいに削除できます。
- Ollamaのサービスを停止
- Homebrewで Ollama 本体をアンインストール
- モデルファイル(
~/.ollama)を削除 - Open WebUIのコンテナ・ボリューム・イメージを削除
- 削除完了の確認
手順1: Ollamaサービスの停止
まずバックグラウンドで動いているOllamaのサービスを停止します。Homebrewでサービスとして起動している場合は以下のコマンドです。
brew services stop ollama
これでログイン時の自動起動も無効化されます。
手順2: Ollama本体のアンインストール
Homebrewで導入したOllamaを削除します。
brew uninstall ollama
これでコマンドラインからOllamaは消えますが、ダウンロード済みのモデルファイルは別の場所に残っているため、まだディスクは解放されません。
手順3: モデルファイルの削除(容量解放のメイン)
Ollamaがダウンロードしたモデルや設定は、ホームディレクトリ配下の ~/.ollama に保存されています。ここを削除することで、検証で蓄積した約42GBのモデルファイルがすべて解放されます。
rm -rf ~/.ollama
このコマンドは取り消しできないため、もし将来また同じモデルを使う予定があれば、削除前にバックアップを検討してください。とはいえ、Ollamaは ollama pull で再ダウンロードできるので、通常は気にせず削除して問題ありません。
手順4: Open WebUIの削除
Dockerで動かしていたOpen WebUIも片付けます。コンテナ・ボリューム・イメージを順番に削除します。
# コンテナを停止
docker stop open-webui
# コンテナを削除
docker rm open-webui
# データボリュームを削除(チャット履歴・設定が消える)
docker volume rm open-webui
# Dockerイメージを削除
docker rmi ghcr.io/open-webui/open-webui:main
docker volume rm open-webui を実行すると、Open WebUI上で作成したアカウントやチャット履歴もすべて消えます。今後再構築する予定がある場合は、データを残したまま残りだけ削除する選択肢もあります。
手順5: 削除完了の確認
以下の3つのコマンドで削除状況を確認します。
which ollama
ls ~/.ollama 2>/dev/null
docker ps -a | grep open-webui
完全に削除されていれば、出力は以下のようになります。
ollama not found
which ollama→ollama not foundと表示されるls ~/.ollama→ 何も表示されない(2>/dev/nullでエラーメッセージも抑制)docker ps -a | grep open-webui→ 何も表示されない
3つとも何も出なければ削除完了です。
ディスク容量の解放確認
削除によってどれだけ容量が回復したか確認したい場合は以下のコマンドが便利です。
df -h /
筆者の環境では約43GBが解放されました。
残しておくか検討するもの
完全削除の流れの中で、ものによっては残しておく選択肢もあります。
Pythonの作業ディレクトリ
API活用編やRAG編で作った ~/works/ollama-chat-cli のようなコードは、Ollama本体を消しても残ります。再度試したくなった時のために、あるいはブログ記事のソースとして、残しておく価値があります。完全に消すなら以下のコマンドです。
rm -rf ~/works/ollama-chat-cli
Docker Desktop
Ollama関連を削除しても、Docker Desktop自体は他の用途でも使えます。普段からDockerを使う場合は残しておいた方が良いでしょう。完全にアンインストールするなら:
brew uninstall --cask docker
ただしDocker Desktopは設定ファイルやイメージキャッシュもそれなりに容量を取るので、本当に使わないなら削除する価値はあります。
Homebrew
Ollamaを入れた目的でHomebrewを導入した場合でも、Homebrew自体はMacの開発環境として極めて有用なので、削除する必要はないでしょう。
まとめ
本記事ではMacからOllama関連を完全に削除する手順を紹介しました。
- Ollamaサービスを停止して本体をアンインストール
~/.ollamaを削除することで蓄積したモデルファイル(約42GB)を解放- Open WebUIのDockerコンテナ・ボリューム・イメージを削除
- 確認コマンドで削除完了をチェック
検証用にローカルLLMを試した後、ディスクを取り戻すのは大事な作業です。Ollamaはモデルファイルが大容量になりやすく、複数のモデルを試していると気付かないうちに数十GBが消費されています。試して、検証して、不要なら片付ける。このサイクルが回せると、ローカルLLMの実験も気軽に行えます。
これでOllama関連の一連の検証シリーズはひと段落です。新しいモデルが出てきたら、また brew install ollama から再スタートできます。


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