Googleスプレッドシートで表を作っていると、
「このセルは該当なし」「未使用セル」「使用禁止」などを斜線で表現したい場面ってありますよね。
しかし、スプレッドシートには Excel のように図形で斜線を引く機能がありません。
実はこれ、関数だけで再現できる方法があります。
今回は、SPARKLINE関数を使ってセルに「斜線」を引く裏技を紹介します!
✅ 斜線を引くにはこの関数!
=SPARKLINE({0,1})
これを空のセルに入力してみてください。
すると──
\ こんなふうに、セル内に左下から右上への斜線が表示されます!
🔍 解説:なぜ斜線になるの?
SPARKLINE
関数は、本来ミニグラフを表示するための関数です。
{0,1}
という2つの数値を与えることで、- 折れ線グラフが 左下 → 右上 に伸びる形になります
つまり、斜線のように見えるというわけです。
✍️ 使用例:チェック表で「未使用」を明示
例えばこんな場面:
氏名 | 4月 | 5月 | 6月 |
---|---|---|---|
Aさん | ○ | × | =SPARKLINE({0,1}) |
Bさん | × | ○ | =SPARKLINE({0,1}) |
「6月は対象外」などのセルに斜線を入れると、表がとても見やすくなります。
🎨 色や太さを変えるカスタマイズ
ちょっとだけ装飾したいときは、SPARKLINE関数にオプションを加えることも可能です。
=SPARKLINE({0,1}, {"charttype","line"; "color","gray"; "linewidth",2})
オプション | 内容例 | 効果 |
---|---|---|
charttype | "line" | 折れ線グラフ(斜線の基本) |
color | "gray" | 線の色を指定 |
linewidth | 2 | 線の太さを指定(1〜3が見やすい) |
📐 注意点とコツ
- 斜線の角度はセルの「幅×高さ」で変わります → セルを正方形にするとキレイ
- 表示されないときはフォントサイズを調整してみてください
- 印刷やPDF化では見えにくいことも → プレビューで確認!
🧠 補足:SPARKLINEの他の使い方
SPARKLINE関数は本来グラフ用なので、他にも以下のような表示が可能です:
=SPARKLINE({3,5,2}, {"charttype","column"}) // 縦棒グラフ
=SPARKLINE({1,-1,1}, {"charttype","winloss"}) // 勝敗グラフ
=SPARKLINE(75, {"charttype","bar"; "max",100}) // 横棒の進捗バー
ただし「斜線」に使う場合は "line"
がベストです。
📝 まとめ
- SPARKLINE関数
{0,1}
で簡単に斜線を再現できる - 書式で色や太さの変更もOK
- 見やすい表づくりの一工夫におすすめ!
ちょっとした視覚表現に便利なこのテクニック、ぜひ試してみてください!
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