Mac で大量の写真を管理するとき、200枚ごとにフォルダを作成して整理したい場合があります。手動でやるのは大変ですが、Python スクリプトを使えば簡単に自動化できます。本記事では、Python を使って写真を整理する方法を紹介します。
📂 目的
指定したディレクトリ内にある写真を 200 枚ずつグループ化し、01, 02, 03 … のような連番のフォルダを作成して整理します。
🛠 必要な環境
- Mac (macOS)
- Python 3.x
- ターミナルの基本操作
📜 Python スクリプト
以下のスクリプトを作成し、実行することで写真をフォルダに整理できます。
1️⃣ スクリプトを作成する
ターミナルで整理したいフォルダに移動し、スクリプトファイルを作成します。
cd /Users/user_name/photos
vi script.py
次に、以下の Python コードを script.py に記述します。
import os
import shutil
# 画像が保存されているディレクトリを指定
source_dir = "/Users/user_name/photos" # ここを適宜変更
# 画像の拡張子リスト（必要なら拡張可能）
image_extensions = {".jpg", ".jpeg", ".png", ".gif", ".bmp", ".tiff"}
# 画像ファイルのリストを取得
files = sorted([f for f in os.listdir(source_dir) if os.path.splitext(f)[1].lower() in image_extensions])
# 1フォルダあたりの枚数
files_per_folder = 200
# フォルダ分けと移動処理
for i in range(0, len(files), files_per_folder):
folder_num = (i // files_per_folder) + 1
folder_name = f"{folder_num:02d}" # 01, 02,... のようなフォーマット
folder_path = os.path.join(source_dir, folder_name)
# フォルダが存在しない場合は作成
os.makedirs(folder_path, exist_ok=True)
# ファイルをフォルダへ移動
for file in files[i:i + files_per_folder]:
src_path = os.path.join(source_dir, file)
dest_path = os.path.join(folder_path, file)
shutil.move(src_path, dest_path)
print(f"Moved {len(files[i:i + files_per_folder])} files to {folder_path}")
print("すべての画像を整理しました。")
2️⃣ スクリプトを実行する
保存した script.py を実行して、写真を整理します。
python3 script.py
実行後、以下のように 01, 02, 03 … というフォルダが作成され、写真が 200 枚ずつ移動します。
Moved 200 files to /Users/user_name/photos/01
Moved 200 files to /Users/user_name/photos/02
Moved 200 files to /Users/user_name/photos/03
Moved 200 files to /Users/user_name/photos/04
Moved 96 files to /Users/user_name/photos/05
すべての画像を整理しました。
✅ 確認作業
整理が完了したら、フォルダとファイルの確認を行いましょう。
📂 作成されたフォルダの一覧を確認
ls -l /Users/user_name/photos/
📸 各フォルダ内の画像枚数を確認
ls -l /Users/user_name/photos/01 | wc -l
🔍 元ディレクトリに画像が残っていないか確認
ls -l /Users/user_name/photos/
🎉 まとめ
このスクリプトを使えば、数百枚の写真を自動で整理できます。
- 指定フォルダ内の画像を取得
- 200 枚ずつフォルダに振り分け
01,02,03のようなフォルダを作成し、移動
これで大量の写真を整理する作業が一瞬で完了します！
ぜひ活用してみてください！ 🚀
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