TypeScriptの環境構築(Node.js / tsc / tsconfig)- 2/13

前回の記事では TypeScriptとは何か を解説しました。
この記事では、実際にTypeScriptを使うための 開発環境の準備方法 を解説します。

この記事で学べる内容は次の通りです。

  • Node.jsとは
  • TypeScriptのインストール
  • TypeScriptのコンパイル
  • tsconfig.jsonの設定

TypeScriptはJavaScriptとは少し違う仕組みで動作するため、まずはその仕組みから理解していきましょう。


TypeScriptはそのままでは動かない

まず重要なポイントです。

TypeScriptはブラウザでは直接実行できません。

ブラウザが理解できる言語は

JavaScript

だけです。

そのためTypeScriptのコードは次の流れで実行されます。

TypeScript
↓
JavaScriptに変換
↓
ブラウザ実行

この変換を コンパイル と呼びます。


Node.jsとは

TypeScriptを使うためには Node.js が必要です。

Node.jsとは

JavaScriptをブラウザ以外で実行する環境

です。

Node.jsがあることで

  • npm(パッケージ管理)
  • ビルドツール
  • TypeScriptコンパイラ

などを使えるようになります。


Node.jsの確認

まずNode.jsがインストールされているか確認します。

node -v

次にnpmも確認します。

npm -v

TypeScriptのインストール

Node.jsが準備できたら、次にTypeScriptをインストールします。

npm install -g typescript

インストール確認

tsc -v

表示例

Version 5.3.3

TypeScriptファイルを作る

TypeScriptのファイルは

.ts

拡張子を使います。

let message: string = "Hello TypeScript"
console.log(message)

TypeScriptをコンパイルする

TypeScriptをJavaScriptに変換します。

tsc app.ts

すると

app.js

が生成されます。


tsconfig.jsonとは

実務では

tsconfig.json

という設定ファイルを使います。


tsconfig作成

tsc --init

重要設定

target

JavaScriptの出力バージョン

module

モジュール方式

strict

型チェックの厳しさ

"strict": true

TypeScriptのディレクトリ構成(実務)

実務では次のような構成が一般的です。

project
 ├ src
 │   ├ app.ts
 │   └ user.ts
 │
 ├ dist
 │   └ app.js
 │
 └ tsconfig.json

TypeScript開発の基本フロー

TypeScriptを書く
↓
tscでコンパイル
↓
JavaScript生成
↓
ブラウザまたはNodeで実行

最近のフレームワークではこの処理は自動化されています。

  • Vite
  • Next.js
  • Nuxt
  • React CLI

まとめ

この記事では TypeScriptの環境構築 を解説しました。

重要なポイント

  • TypeScriptはJavaScriptにコンパイルされる
  • Node.jsが必要
  • tscでコンパイル
  • tsconfigで設定管理

環境構築ができれば、いよいよTypeScriptの本格的な開発が始められます。


次の記事

次回は

TypeScriptの基本型

を解説します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました