エックスサーバーでCronジョブを設定すると、実行結果がメールで通知される仕組みになっています。ただし、通知が不要な場合や、メールの管理が煩雑になる場合には、以下の方法で通知を停止できます。
この記事では、通知メールを止める方法を2つご紹介します。
方法1: サーバーパネルで通知アドレスを空に設定する
エックスサーバーのサーバーパネルでは、すべてのCronジョブの通知を一括で停止することができます。
- サーバーパネルにログイン
- サーバーの契約時に発行されたIDとパスワードでログインします。
- 「Cron設定」を開く
- メニューから「Cron設定」をクリックします。
- 通知アドレスを設定
- 「Cron結果の通知アドレス」という項目があります。
- このアドレスに
""
(ダブルクォーテーション2つ)を設定してください。
""
この設定により、サーバー内のすべてのCronジョブに対して通知メールが送信されなくなります。
注意点
- すべての通知メールが停止されるため、一部のジョブだけ通知を受けたい場合には適していません。
- 個別の設定を行いたい場合は、次の方法をお試しください。
方法2: コマンドにリダイレクトを追加する
特定のCronジョブだけ通知を停止したい場合、各コマンドに以下のリダイレクトを付加します。
リダイレクトの記述:
> /dev/null 2>&1
> /dev/null
: 標準出力を破棄します。2>&1
: 標準エラー出力も標準出力と同じ場所(ここでは/dev/null
)に送ります。
この設定をコマンドの末尾に追加することで、通知メールを個別に停止できます。
例:
/usr/bin/php /home/example/scripts/example_task.php > /dev/null 2>&1
ポイント
- 他のCronジョブには影響を与えず、特定のジョブだけ通知を停止できます。
- エラーや出力を確認する必要がある場合は、リダイレクトを外すことで通知が再開されます。
まとめ
エックスサーバーでのCronジョブ通知を止める方法は、以下の2つです。
- すべての通知を停止する方法
- サーバーパネルで「Cron結果の通知アドレス」を
""
に設定する。
- 特定のジョブだけ通知を停止する方法
- コマンドにリダイレクト
> /dev/null 2>&1
を付加する。
用途に応じて適切な方法を選び、不要な通知を抑えて快適に運用しましょう!
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