自社で運営する用語解説メディア「〇〇とは?」(toha.jp)の編集作業に、AIが下書きを作り人が確定する仕組みを導入した事例です。公開データには人の確認を経たものだけを反映します。
課題
48,382語が公開されていますが、タグが1つも付いていない語が1,220語、例文が無い語が2,208語残っていました。タグ付けは13,826件の既存タグから選ぶ作業で、1件ずつ人手だと時間がかかります。
やり方(かんたんに)
- AIに新しいタグを作らせない(既存候補から選ぶ)
- 例文に新しい事実を足させない(本文にあることだけ)
- 人が書いたものは上書きしない
AIが下書きを作り、人が確認して確定します。公開データはAIに書き換えさせません。
タグの無い1,220語・例文の無い2,208語を抽出します(公開中48,382語のうち)。
既存のタグ候補から選び、例文は本文に書かれている事実だけで作成。新しいタグや事実は作らせません。
画面で下書きを確認し、良ければ確定。約9割はそのまま採用できました(20件中18件)。
人が確定したものだけを保存。タグ付け1件あたりの編集時間は12.1秒→2.6秒になりました(各20件で計測)。
AIの使用量は記録し、月次上限で自動停止します。人が書いた例文は上書きしません。

結果
| 平均 | 中央値 | 範囲 | |
|---|---|---|---|
| 手動(下書きなし) | 12.1秒 | 10.0秒 | 3.7〜25.5秒 |
| AI下書きあり | 2.6秒 | 2.3秒 | 1.4〜7.3秒 |
- 下書きをそのまま採用できた割合:90%(20件中18件)
- 下書きの生成コスト:タグ 0.279円/件・例文 0.240円/件(各23件の平均)
この仕組みは、記事数の多いメディア・商品説明・社内文書の分類などに応用できます。ご相談はお問い合わせから。
技術構成
- Laravel 13 / Claude API(抽出・言い換え中心のため軽量モデル)
- 公開データへの書き込みはタグ付与と空の例文の設定の2種類だけ。それ以外の更新・削除はコードとして持たない
- API使用量は全コール記録し、月次上限で自動停止
AIは下書きの提案まで。公開データへの書き込みは限定した2種類だけです。
タグ付与と空の例文の設定だけ。更新・削除の口は持たない。使用量ログ+月次上限。Laravel 13 / Claude API。抽出・言い換え中心のため軽量モデルを使用。人が書いた例文は上書きしません。
効果をどう測ったか
「AIを使うと速い」を思い込みで言わないために、同じ画面・同じ計り方で比べました。所要時間は「画面に出した時刻→確定した時刻」の差をサーバ側で記録(自己申告ではない)。タグ候補は AIあり・手動のどちらにも同じものを提示し、違いは「下書きが最初から選ばれているか」だけ。同じ用語は二度出さず、中身を入れずに確定したもの(=作業なし)は母数から除外しています。

ここは測っていない
- 生成品質の人手評価(何%が妥当か)… 未実施。見ているのは「そのまま採用できたか」だけ
- 例文作成の Before/After … タグ付けのみ計測
- 反映後のカバレッジ改善 … まだ本番へ反映していません
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